2022年12月議会 反対討論
9番 前田佳重です。
第 109 号議案 宍粟市水道事業給水条例の一部改正について
反対の立場で討論を行います。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化しているなかで、物価高騰の影響を受けている市民生活を支援するために、他自治体では、水道料金の基本料金の減免などを行っている中、何故この時期に値上げなのか。
市民説明会を開催しない、市民への説明が不十分である。水道事業の経営状況を市民へ周知徹底しなければならない。総務経済常任委員会の委員ですら、質問しなければ理解できない状態である。
令和3年3月23日総務経済常任委員会所管事務調査報告書では
兵庫県における統合水道計画の策定を強力に要請する。
国への要請としては、
経営維持に要する補助率引き上げ、過疎債の対象拡大等現行制度の拡充・改正を要請する。
条件不利地域の経営維持に向けた新たな財政措置の創設を要請する
など、これらを積極的に行い、経営改善に努めなければならない。
食品に衣料、ガソリンと、生活必需品の値上げが相次ぎ、企業活動や市民生活が圧迫されている。
ロシアのウクライナ侵攻、日米の金利差による円安で、燃料や原材料が高騰し、メーカーや小売店は採算を維持できない。
一方で、家計の収入は増えておらず、買い物客からは「また値上げ?」と悲鳴が上がっています。
「値上げしたばかりなのに、一部は来春にまた値上げしないと。そこまで持ちこたえられるか」「もう限界…」という声も聴きます。
新型コロナウイルスによる経済の低迷で社会生活に深刻な影響を与える中での水道料金の値上げは市民の理解を得られません。
以上の点を指摘し、反対討論とします。
議員各位のご賛同をお願いして討論を終わります。